空き缶が詰まった袋ひとつから100トンレッカーまで。工場には毎日、解体業や工場、一般の方から種類も量もさまざまな金属材料が持ち込まれます。事前に連絡がない場合も多く、扱いが難しい材料もありますが、そこが腕の見せ所。選別法や加工法を工夫してほとんどすべて受け入れさせてもらっています。「他では断られたけど助かった、ありがとう」なんて言われると本当に嬉しいですね。目の前にある金属の山を、新たな製品に変えて世界中に送り出すのは実に爽快。成果が目に見える所が、この仕事の醍醐味だと思います。そしてそれは自分の成長も同じ。私も含め、多くの社員が未経験での入社ですが、会社が手厚くサポートしてくれるので、クレーンやリフトなど主要な資格を2～3年で取得できます。任される業務も、やりがいも着実に増えていくから、うちの社員はみんな明るくチームワークも抜群ですよ。口の上手さや要領の良さなんて必要ない。誠実さと腕さえあれば認められる、ストレスのない職場です。

現在は工場長代理として社員の安全管理を任されているのですが、つくづくうちの会社は社員思いだなと感じます。たとえば、月1回の幹部の現場視察。普通は作業効率や勤務態度のチェックだと思いますよね。でもその目的は社員が働く環境の改善。危ない場所を指摘するほか、社員の要望も聞いてくれるんです。先日も暑さ対策にと、ミスト付き扇風機が設置されました（笑）。これはささやかな例ですが、現場の声を受け、高額な重機なども続々と導入されています。現場の業務というと環境面や条件面を不安視する人もいるかもしれませんが、当社に関してはその心配はゼロ。休みもしっかり取ることができ、収入面も業界最高水準だと思います。何より社員を大切に。社の思いを受け継ぎ、これからも安全で働きやすい職場をつくっていきたいですね。