週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.11.24~
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鉄屑強含み横ばい
国内相場は先週も為替の影響と思われる値上げの動きが継続された。
当地区の需給環境としてはメーカーの粗鋼生産は高位で市中発生は薄い状況だが、12月は年末の定修もあり需要は減退する見込み。
海外市況に大きな変化は見られないが最近では為替による影響が大きいと思われるため、今後の為替に注視が必要。 -
13Crステンレス横ばい
先週から大きな変化は無く当地区の発生は薄い。メーカーの購入意欲も低く需給は低位安定の状況。
海外からの引き合いも強くは無いが、今後の為替状況によっては、引き合いが強くなる場合もある。
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18-8ステンレス弱含み横ばい
LMEは14,500ドル付近での推移。
LMEの軟化を受け、相場は堅調感が後退。円安の下支えはあるものの、先高観は一服している。
国内外の引き合いも振るわず、年末に向けた需要も低調。
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アルミ強含み横ばい
LMEは2,800ドル半ばでの推移、為替は156円台と円安。
市中では原料の発生が薄い中、為替の影響等で原料が輸出向けに流出している状況。
加えて輸入原料が高騰していることで国内メーカーは原料を手当し辛い状況にあり、
国内原料のナイモノ高が加速してきた。
国内メーカーの生産は振るわないものの足元では必要量の原料は手当したいポジション。
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電気銅建値横ばい
LMEは10,800ドル前後で推移。
LMEは様々な外部市況の影響で乱高下している状況
国内の需給は依然として低位安定が続いている。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。