週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.11.17~
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鉄屑強含み横ばい
先週の関東鉄源や中部鉄源の結果を受けて、国内相場は値上げの動きが見られた。
当地区はメーカーの粗鋼生産が低調ではあるが、市中発生薄による需給のタイト感が下支えの要因となっている。
海外からの引き合いは変化が無く、相場に関しては為替の円安傾向から国内主導での値動きとなっているため、今後の動向に注視が必要。
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13Crステンレス横ばい
先週から大きな変化は無い。
国内需給は低位安定しており、海外からの引き合いも強く無い。 -
18-8ステンレス強含み横ばい
LMEは14,000ドル後半での推移。
国内メーカーの生産は低調で市中発生薄の状況が依然として続いており、高値集荷の動きも見られる。
今月の海外向け価格値上げやナイモノ高の要因が相場の下支えとなっている。 -
アルミ強含み横ばい
LMEは2,800ドル半ばでの推移、為替は円安傾向。
国内は市中発生薄で原料不足からナイモノ高の状況が依然として続いている。
メーカーも在庫の不足感から購入意欲はまだあり、集荷するポジション。 -
電気銅建値横ばい
LMEは10,800ドル付近で推移。
銅建値は外部市況の影響で乱高下しており不安定な動きを見せている。
国内は需給が依然として低調で引き続き低位安定している状況。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。