週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.7.14~
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鉄屑弱含み
先週、一部メーカーで値下げが発表された。
当地区のスクラップの発生量は依然として低い状況が続いている。
また、月末の炉休で減産の見込みがあり、購入意欲は低い。
発生薄が価格を下支えしているが、値下げの可能性もあるため注意が必要。 -
13Crステンレス横ばい
大きな環境変化はなく、国内需給は依然として低位安定している。
海上運賃と為替の影響による、輸出向け相場の動きに注視が必要。 -
18-8ステンレス強含み横ばい
LMEは14,990ドル前後での推移。
海外からの引き合いが薄く、輸出相場は下落傾向にある。
しかし、当地区メーカーの生産は堅調で、発生が薄く価格を押上る要素となる可能性がある。 -
アルミ強含み横ばい
LMEは2,600ドル前後で堅調な推移。為替は円安傾向。
国内メーカーの生産及び、製品需要は低調な状況が続く。
しかしそれ以上に原料の市中発生が薄く、メーカーの原料不足が深刻な状況。
原料を手当てする動きとなっている為、足元の購入意欲は強い状況。
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電気銅建値弱含み横ばい
LMEは9,600ドル後半での推移。
国内は依然として市中発生薄で需要も低調なことから低位安定している。
海外市況も米国での関税等の影響で先行きは不透明な状況が続いている。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。