週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2019.6.24～
-
鉄屑弱含み
当地区メーカーの在庫は潤沢。他地区では、未だに荷止めや荷制限がある状況。
新断に関しては、荷余り感があり、輸出でも荷物が出にくい状況。
国内外でスクラップ需要は低いため、値下げの可能性が高い。
-
13Crステンレス弱含み
各メーカーの在庫は潤沢で、国内外の需要は低い。新断価格が下落すれば、当地区メーカーは値下げの可能性は高い。
-
18-8ステンレス弱含み横ばい
先週、当地区メーカーは値下げを発表。国内メーカーの在庫は潤沢であり需要が低い見通しで、生産も減産している。
一方、LME価格が一定の水準を保っており、大きな値下げは考えにくい。
-
アルミ弱含み
LME相場は1,750ドル台で停滞し為替108円台で円高傾向。国内メーカーの生産は上がらず、製品・原料ともに在庫も潤沢。先週に引き続き、中国の輸入塊が安価で流入しており、それに伴いスクラップ購入意欲は低い。
-
電気銅建値横ばい
LME価格は5,900ドル前半まで回復しているものの、為替は変わらず円高水準。市中は国内銅相場の上昇により、荷動きがあるように思うが、月初より下げの影響はまだあり、購入しづらい状況。今週末にG20首脳会談があり、貿易問題に少し動きが見られるのではないかと予測。月内は様子見状態が続く見込み。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。