週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2020.10.19～

鉄屑横ばい

海外からの引き合いにバラつきはあるが、一部輸出価格に高値が出てきている。
国内電炉メーカーの生産は堅調であるが、依然市中発生スクラップは多くなく引き続き需給はタイトな状態が続くとみられる。
一方、製品価格は低調でメーカーは値上げに対して慎重な姿勢。
13Crステンレス横ばい

一部輸出向けでスポット価格が出ているが、依然国内の需給は低調。
国内メーカーは鉄相場に連動で値動きは考えにくい状況。
18-8ステンレス強含み

LME価格は15,300ドル台まで上昇。
当面、高値を維持し価格上昇が続けば更なる値上げが考えられる。
アルミ強含み

LME価格はアルミ供給減少から1,800ドルに上昇。
国内メーカーは生産回復に伴い、製品在庫も減少。
海外からの輸入塊の供給も価格高騰により減少しており
国内スクラップの購入意欲が更に強まっている状況。
電気銅建値横ばい

LME価格は6,700ドル前後を推移。為替は105円～106円台での動き。
市中の動きとしては、工場発生品は増えているが相場の高値、需要の低迷、メーカー在庫過多等の理由により販売しづらい状況に変わりはない。

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