週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2022.7.11～
-
鉄屑弱含み
輸出市場は一部反発が見られるが、国内メーカーは、一部で荷止めや荷制限が行われているところもあり、引き続き国内市場は低迷。当地区メーカーでは７月から８月にかけて夏季減産があり、購入意欲が低く荷余り感は継続する見込み。
今週、12日(火)の関東鉄源の入札結果に注視。 -
13Crステンレス弱含み
先週に引き続き鉄相場は相次いで下落しており、輸出市場は軟調。
新断価格に連動して値下げの可能性が高い。 -
18-8ステンレス弱い
LMEは21,000ドル後半で推移。輸出価格は続落しており需要も低迷している。
国内メーカーは、当月は大幅減産や購入制限も行っている為、需給は緩んでいる。
LMEの価格次第でさらなる下落が考えられる。 -
アルミ弱含み
LMEは2450ドル台で推移。国内メーカーは自動車メーカー減産の影響により減産傾向。製品在庫が出ない状況が続いている。輸入塊の価格も下落、国内メーカーは生産調整を行うなど、購入意欲は低い。
-
電気銅建値様子見
銅建値 ＠1,100,000円／t
LMEは7,790ドル台まで下落。中国の景気刺激政策発表により、期待感がでて若干の反発。為替の円安が国内相場の下支えになっているが、世界的な景気後退によって軟調感が出ている。市中のスクラップ発生は薄く、荷動きが悪い。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。