週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2023.6.5～
-
鉄屑強含み横ばい
当地区メーカーの需要は特段高くなってはいないものの、足元はスクラップの発生が薄く、荷が集まりづらい状況になっている。また、一部海外価格の上昇により、輸出交渉価格レベルが上昇している。他地区においても値上げするメーカーが出てきており、関東鉄源の結果次第では当地区メーカーも値上げ対応する可能性がある。
-
13Crステンレス横ばい
依然として当地区はスクラップの発生が少なく、メーカーの生産も低い状態。引き続き、当地区メーカー価格は鉄に連動した動きが予測される。
-
18-8ステンレス横ばい
LMEは20,000ドル後半付近での推移。
当地区メーカーの生産は低い状況が続いている。一方で、当地区スクラップの発生は少なく、価格を下げづらい状況も変わっていない。輸出価格も為替による調整以外に目立った動きはなく、横ばい推移と予測される。 -
アルミ弱含み横ばい
LMEは2,260ドル付近を推移。
自動車メーカーの製品需要は回復傾向ではあるが、中国の景気回復が遅れている事もあり、製品原料となる輸入塊の価格が下落している。スクラップの価格も連動して下げ基調ではあるが、スクラップの発生も少なく、荷が集まりづらい環境となっていることが下支えとなっている -
電気銅建値横ばい
LMEは8,200ドル台で推移。
LME価格はアメリカが債務上限を引き上げる法案を可決したことで足元は上昇傾向にある。一方で、当地区メーカーの購入意欲は回復しておらず、需要は依然として低い状況。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。