週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2023.10.16～
-
鉄屑弱含み横ばい
先週 関東鉄源の結果が5か月ぶりに下落に転じた。輸出市況は依然として円安の下支えはあるものの軟調傾向。当地区製鋼メーカーの生産は引き続き好調で、スクラップ発生も薄いため大幅な値下げはしづらい環境だが、輸出価格に引っ張られる形での値下げが考えられる。
-
13Crステンレス横ばい
国内相場、輸出環境ともに先週から大きな変化はない。引き続き鉄相場に連動した動きが予想される。
-
18-8ステンレス強含み横ばい
LMEは18,000ドル台推移している。輸出向けで一部高値での引き合いが出てきており、港価格は上昇傾向にある。当地区メーカーの需要は低調だが、発生も依然として少なく、今週については強含み横ばいで推移すると予想。
-
アルミ強含み横ばい
LMEは足元2,200ドルを切っている。為替は引き続き円安傾向。発生が薄い中、国内メーカーの購入意欲は依然として高く、市中は輸出向け引き合いもあり、ナイモノ高の状況が続いている。一方で製品価格はジリ上げ程度なため、スクラップ価格を上げづらい環境ではある。
-
電気銅建値弱含み横ばい
LMEは7,900ドル付近を推移している。アメリカの金利高止まりや中国経済の様々な要因の影響により、LMEは下落傾向。引き続き円安の影響があり、建値は今週123万でスタート。市中発生は薄いが、依然として国内メーカーの購入意欲も低い状況。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。