週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.5.12~
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鉄屑横ばい
先週行われた関東鉄源の結果は先月に比べて899円に下がった。当地区メーカーの価格に変化は無い。
先月から発生は薄く、5月も連休明けで発生がタイトな状況が続く。
今後の発生量次第では当地区メーカーに動きがあると思われる。
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13Crステンレス横ばい
海外向けの需要に大きな変動は無い。
発生も薄いため、引き合いが強くなればナイモノ高になる可能性もある。 -
18-8ステンレス弱含み横ばい
LMEは足元15,600ドル半ばでの推移。
海外向けの需要低く、輸出価格は下落傾向にある。
需給は低位安定しているものの、為替とLMEの動きに注視が必要。
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アルミ弱含み横ばい
LMEは2,400ドル前後での推移。為替は145円台と円安振れている。米国関税政策で輸出環境の悪化。
国内メーカーも減産状況にあり、製品需要も悪い状況が続く。
LMEは落ち着きを取り戻したが、先行の需要等は不透明な状況。
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電気銅建値横ばい
LMEは足元9,400ドル付近で推移している。
国内市況は、メーカーの生産低調やスクラップ発生薄の状況から依然として低位安定している。
輸出環境の悪化もあり、輸出業者の積極的な購入意欲は見られない。引き続き為替、LMEの動きに注視が必要。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。