週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.5.19~
-
鉄屑横ばい
海外市況は為替が円安に振れてきているが強い引き合いは出ていない。
当地区はメーカーの粗鋼生産が低調でスクラップ需要も低いが、市中発生薄と荷動きの低調といった要因が相場の下支えとなっている。
今後については海外市況と為替の動向に注視が必要。 -
13Crステンレス横ばい
国内、海外共に先週から大きな変化は無い。
為替は円安傾向にあるが、海外からの引き合いは強くない。
引き続き海外市況と為替の動向に注視が必要である。 -
18-8ステンレス横ばい
LMEは足元15,000ドル半ばでの推移。
国内相場は需給が低調なことから引き続き低位安定している。
海外相場も需給は低調であり弱い状況が続いていたが、為替が円安傾向になっている事から相場の下支え要因になりつつある。 -
アルミ横ばい
LMEは2,400ドル後半での推移。
為替は円安傾向にあることから海外相場は少し反発している。
国内メーカーは生産減で足元の製品需要が低調な事から価格を下げたい意向はある。しかしスクラップ発生薄と海外市況が上がっている事から輸出向け業者が購入意欲を見せているので流出の懸念から下げづらい状況にある。 -
電気銅建値弱含み横ばい
LMEは足元9,400ドル半ばで推移している。
先週9,500ドル台まで上昇したが、今週に入り100ドル近く下落している。輸出業者も購入意欲はそこまで強くない。
国内についてはメーカーの生産低調やスクラップ発生薄から依然として低位安定している状況である。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。