週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.5.26~
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鉄屑横ばい
今週は為替が円高傾向でスタートしており、輸出価格は高値が出づらい環境。
一部地域では値下げの動きもあるが、当地区は依然として市中発生が薄く荷動きは低調。
足元での当地区製鋼メーカーの生産は低位安定しているため、価格は底堅い。
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13Crステンレス横ばい
円高に加え、トランプ関税の猶予措置の期限が間近な影響で、一時的にコンテナ需要があがったことで船賃が上昇傾向にあり、輸出環境は悪化している。
国内は発生量が少ないが需給は低位安定しており、足元での大きな変化は見られない。
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18-8ステンレス横ばい
LMEは引き続き15,000ドル半ばでの推移。
国内相場は需給が低位安定している状況。
足元は海外需要に大きな変化はないが、今後の輸出環境の変化に注視が必要。
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アルミ横ばい
LMEは2,400ドル半ばでの推移。為替は円高傾向。
国内メーカーの生産、製品需要は停滞している状況。
市中では原料発生が薄く、輸出向け業者が高値で買い集めているのもあり、物不足は加速している。
ただ国内の需要が盛り上がりに欠けている為、原料価格の上昇におもしがかかっている状況。
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電気銅建値横ばい
LMEは足元9,600ドル付近まで上昇している。一方で為替は円高傾向。
市中発生は薄いものの、国内メーカーの生産も依然として低調で、需要は低位安定している。引き続き為替と外電に注視が必要。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。