週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.6.16~
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鉄屑弱含み横ばい
今回の関東鉄源は先月より価格は下がったが、当地区メーカーの価格に変動はなかった。 しかし、当地区メーカーの生産は低調であり、スクラップの発生も低く、低位安定している。来月以降、夏季定修も控えている為、弱含み基調が続くと思われる。
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13Crステンレス弱含み横ばい
先週に引き続き、当地区メーカーの生産は依然として低い。
クロームスクラップの需要が低迷し、海外への輸出も少なく、低位安定している状況。
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18-8ステンレス横ばい
LMEは先週引き続き14,800ドル前半での推移。
当地区メーカーの生産は低くまた発生も低い為、低位安定している。
しかし、発生薄の状況が長く続いたため、一部業者はスクラップの集荷を強めている。 -
アルミ横ばい
LMEは2,500ドル半ばでの推移。
国内メーカーの生産及び、製品需要は低調な状況が続く。しかしながら市中の発生が少ないことから輸出向け業者に原料が流れており、集荷難になっている。その為、原料単価は下げづらい状況。
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電気銅建値弱含み横ばい
LMEは足元9,600ドル付近で推移。
国内の市中発生は薄いものの、メーカーの生産も依然として低調で、需給は低位安定している。
中国需要の停滞、米中貿易摩擦等で荷動きが悪い状況が続いている。
引き続き為替とLMEに注視。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。