週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.6.23~
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鉄屑弱含み横ばい
当地区スクラップ発生量依然として少ない。
7月に向けて一部のメーカーは夏季炉修より生産減少するため、メーカーの生産量は減少する。
スクラップの発生が少ないこと、為替が円安傾向にあるため、価格の下支え可能性となっている。
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13Crステンレス横ばい
大きな環境変化はなく、国内需給は依然として低位安定している。
しかし、輸出向けの動きか活発になっており、注視が必要。
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18-8ステンレス横ばい
LMEは先週引き続き14,860ドル前後での推移。
当地区ではスクラップの発生が少なく、価格を下支えている。
輸出価格と国内価格は差が出ているものの、価格は安定している。
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アルミ強含み横ばい
LMEは2,500ドル半ばでの推移。
為替は円安傾向、海外市況は直近少し上がっている。
国内メーカーの生産及び、製品需要は低調な状況が続く。
しかしながらそれ以上に市中原料不足と、6月・7月は稼働日が増える事から、原料不足になってきでいる為、足元購入意欲は出てきている。更に為替の影響等で輸出向け業者に流出している。
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電気銅建値横ばい
LMEは足元9,655ドル付近で推移。
為替は146円台と円安振れている。
国内の市中発生は薄いものの、メーカーの生産も依然として低調で、需給は低位安定している。
海外では関税や戦争等でさまざまな影響が出始めている為、先行は不透明な状況。引き続き替、LMEの動きに注視が必要。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。