週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.7.7~
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鉄屑弱含み
先週当地区メーカーは値下げを発表している。
引き続き発生は少ないものの、各メーカーは夏季炉修で生産減の見込みであり、
購入意欲は低調。輸出向けの引き合いも強くない状況。
今週の関東鉄源の動向には注視が必要。
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13Crステンレス横ばい
国内、海外共に先週から大きな変化は無い。
引き続き海外市況と為替の動向に注視が必要である。
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18-8ステンレス強含み横ばい
LMEは15,000ドル前半での推移。
今月一部海外メーカーの購入価格は下がっている。
一方、当地区メーカーの生産は堅調で、
国内市中は発生薄のため、需給がタイトになってきている。
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アルミ強含み
LMEは2,600ドル付近で堅調な推移。
国内メーカーは引き続き製品需要と生産は低調なものの、7月は稼働日数が多く原料確保が必要な状況のため、購入意欲は強い。
市中発生薄に加えて一部品種が輸出向けに流れている事から、ナイモノ高の状況。 -
電気銅建値横ばい
LMEは9,900ドル後半での推移。
国内は依然として市中発生薄で需要も低調なことから低位安定している。
中国経済も停滞しており、輸出向けの需要も低調。
引き続き為替と外部市況に注視が必要。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。