週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.7.28~
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鉄屑弱含み横ばい
先週と比較して環境に大きな変化は見られない。
当地区メーカーについては当月末から順次夏季炉休に入るので需要は減少傾向にあり相場に軟調感が見られる。
市中の発生薄や為替の円安傾向が価格の下支え要因になっている。
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13Crステンレス弱含み横ばい
国内、当地区は需給に大きな変化は無い。
しかし輸出向けは関税の問題から商談も思うように進んでおらず、価格も先月から若干下がっているので今後の動きに注視が必要。
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18-8ステンレス強含み横ばい
LMEは15,000ドル付近での推移。
国内市況は先週から大きな変化は無く、メーカーの生産は堅調で市中の発生薄からナイモノ高の状況が継続している。
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アルミ強含み横ばい
LMEは2,600ドル半ばで堅調な推移。
国内メーカーについては市中発生薄の状況から原料の集荷難となっており、依然として購入意欲を強めている。
一部品種については相場に一服感が出始めている事から、値上げについては慎重な様子。
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電気銅建値横ばい
LMEは9,700ドル後半での推移。
国内市況については環境に大きな変化は無く、生産減と市中発生薄から低位安定している。
米国の関税や外部環境に不透明感が残っているため、引き続きLMEと為替の動向に注視が必要。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。