週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2025.8.4～

鉄屑弱含み横ばい

当地区メーカーは、先月末から夏季炉休に入っているため需要は減少傾向にある。
しかし、市中の発生薄や為替の円安傾向が価格の下支え要因になっている。
13Crステンレス横ばい

国内の需給に大きな変化は無い。
輸出向けに関しても、先週に引き続き価格の変化はない。
しかし関税の影響などにより先行きに不透明感がでている。
18-8ステンレス横ばい

LMEは14,600ドルと下落。
先週当地区メーカーの値上げ発表があった。
国内市況はナイモノ高の影響が続いている。
海外向け価格も大きな動きはない為、市況感は横ばい。
アルミ横ばい

LMEは2,500ドル半ばと下落。
先月、国内メーカーは発生薄によりで集荷に苦戦していた。
しかし8月は稼働日が少ない為、そこに向けてある程度の集荷ができている。
また、一部品種で上げ余地はあるが、相場に一服感が出始めている事から、値上げについては慎重な様子。
電気銅建値弱含み

LMEは9,500ドル後半での推移。
国内市況については環境に大きな変化は無く、生産減と市中発生薄から低位安定している。
しかし、引き続き米国の関税や外部環境に不透明感が残っているため、LMEと為替の動向に注視が必要。

バックナンバーはこちら