週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.9.22~
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鉄屑横ばい
当地区メーカーの生産量は回復傾向にあるものの、依然として低水準となっている。
また、一部メーカーでは製品価格が下がり、スクラップ購入価格への影響は不透明な状況。
一方で、市中スクラップの荷動きは引き続き低調で、足元の需給はバランスしている。
輸出向け価格にも大きな変化は見られず、様子見の状況。
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13Crステンレス横ばい
国内、当地区は需給に大きな変化は無い。
海外向けは為替やフレート高騰の影響があるものの、需要は変わっていない。
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18-8ステンレス横ばい
LMEは15,000ドル前後で推移。
市中スクラップの発生は依然として少ないものの、メーカーの生産も落ち着いており、需給はバランスしている状況。
海外向けも大きな需要の変化はない。
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アルミ横ばい
LMEは2,600ドル付後半の高値で推移している。
為替は148円付近。市中の発生は依然として少ない状況。
一方で、国内メーカーは、製品価格の上値が重く、生産、受注も伸び悩んでいることから、購入には慎重な姿勢を見せている。
輸出向け価格に大きな変化はみられないが、一部品種では輸出向けが増えており注視が必要。
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電気銅建値横ばい
LMEは9,900ドル付近を推移。アメリカの利下げの影響もあり乱高下している。
国内は市中発生が薄く、需要も盛り上がりに欠けており、足元は変わらず低位安定している。
引き続き関税政策などの外部環境には注視が必要。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。