週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.10.6~
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鉄屑横ばい
国内は引き続きスクラップ発生が少なく、荷動きも低調。
当地区メーカーの粗鋼生産も伸びつつあるものの低水準なことから需給はこう着状態となっている。
海外向けは、フレートが上昇しているが、為替は円安傾向。
関東鉄源の動向に注視が必要。
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13Crステンレス横ばい
当地区の需給は引き続き低位安定している。
為替が円安傾向なものの、足元は先週と同水準で、輸出向け価格に大きな変化はない。
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18-8ステンレス横ばい
LMEは15,000ドル台での推移。
当地区は引き続き市中発生薄いものの、メーカーの粗鋼生産にも変化が無く、需給は低位安定している。
輸出向けについては、為替はさらに円安傾向で、韓国向け価格の上昇もあって相場は底堅い状況。
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アルミ横ばい
LMEは2,700ドル台での推移。為替は149円台。
市中は引き続きスクラップ発生が薄い状況だが、足元での需給の大きな変化はない。
一方で、米国の自動車関税措置が決まったことなどが影響し、製品需要への期待感が出ている。
また、円安が進むことによって、原料の国外流出が懸念されると同時に、輸入塊の入りが悪くなるため、原料不足の懸念が再び出始めている。
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電気銅建値強含み横ばい
LMEは10,700ドル付近まで上昇している。為替も149円台で円安傾向。
インドネシアの鉱山事故について未だ復旧の目途が立っていないため供給懸念が続いている。
国内は引き続きスクラップ発生が薄いものの、メーカー需要も低水準で低位安定している状況。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。